消費者金融での給料・待遇・良かった所など
消費者金融の正社員(経理職)です。大学の経営学部を5年前に卒業しました。就職氷河期ということで、金融系の会社、銀行、損保の会社に応募して就職活動を進めるものの、どれにも受かりませんでした。結果として、銀行系とは言え、消費者金融会社に就職が決まりました。
入社当初は、現場最前線ということで、お客様の対応窓口に配属になり、融資申込の業務をこなしていました。その後、ネットでの申し込みが増えて、窓口を利用するお客様が減少してきたので、本社ビルでの経理業務を行っていました。
ただ、2年前から要員削減のあおりを受けて、様々な部署との兼務発令が出ました。お客様窓口部、お客様フォロ-部が経理部の仕事以外に広がっていったのでした。お客様フォロ-部の業務は広範にわたり、場合によっては、入金の遅れに対応しての「取り立て」業務も何回か経験するようになりました。
給料の概算とその構成
給料は普通の会社の給料ベ-スでも時給換算で1350円程度でした。基本給と出来高給の合わせたものが給料というのが、我々の消費者金融業界の普通であります。ただ、銀行系の消費者金融なので、基本給がべ-スで、あと様々な手当てが付くという形になっています。
将来的に管理職になった場合は、賞与の査定でたくさんもらう課長は1000万円程度、そうでないダメ課長の場合は600万円程度に落ち着きます。要するに、400万円程度の開きが出来るようになるのです。良い意味での能力給なのですが、最初の間は、基本給が主になり、それに手当てがつき、賞与で少し差が出るというのが一つの形になっています。
消費者金融での待遇
私は新卒で入社でした。消費者金融ということで、社員の半数以上が転職組が占めています。前職は、多くの場合金融関係の人が多いです。一部には、銀行を合併のタイミングでリストラに合い、私の会社に流れてきた人もいます。
新卒で、入ってきた社員は、想像していたよりは大切にされます。10年前程度は、離職率が高くて新卒入社して半数以上やめるので、だんだん会社も新人に対する方針を変えてきています。特に消費者金融業界を震撼させた総量規制の変更以降、大幅に変化がありました。当時は、貸付額に応じて給与が大きく変わりましたが、現在はそういうことは無くなっています。
消費者金融勤務の良かった所
消費者金融、それも銀行系の消費者金融に勤務することで金融の流れというのが大きくは把握することが出来ました。また銀行というのが、表では非常に綺麗な金貸し業務を行っている一方、裏?では儲からないところには貸し渋り、あるいはほかに金を回すためにゴリゴリと引き上げるのをまのあたりにすることが出来ました。
銀行は汚いなあという感は有り有りです。窓口業務につくこともあり、融資を受けに来る人との対応で借金をする人には色んなタイプがあるということも学びました。特に銀行に貸し渋りで借りれなかって、消費者金融に駆け込んできた人たちは大変だということがわかりました。
消費者金融勤務の悪かった所
金融系に勤務しているということで通していますが、あまり正確には言えない、あるいは言いにくいということがあげられます。世間の人たちから見ると、サラ金に勤めているということは、とんでもない人だと思われている節があるからです。
だから、「○○銀行系の会社に勤めています。」という言い方にどうしてもなってしまっています。それと、仕事内容が広範囲にわたり、返済金の遅れがあった時の催促、場合によっては直接、先方を訪ねての催促業務とかも実際にあるので、モチベ-ションを一定に保つのがしんどい局面というのが時々あります。ただ世間とかマスコミ等が面白おかしく取り上げるほど、きついことやひどいことは行われていません。
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