経理の仕事体験談
経理の仕事は、どこの会社でも必要とされる職種です。
経理の仕事内容は、大きく分けて以下の3つになります。
経理の仕事① 出納
出納の仕事とは?
出納は毎日の支払いや小口現金を扱います。
毎日の必要経費から家賃を含めると件数が多く、それぞれの支払い期日に銀行に振込み手配を行うのです。
小口現金は従業員が金額の安い経費を立て替えた場合や、交通費などの現金で支払った時に必要になります。銀行関係のトラブルがない限りは比較的単純作業が多く、残業も少ない仕事です。
経理の仕事② 勘定
毎月の売上やコストを計上して決算書類を作成する仕事です。
未収金・未払金・人件費・一般経費などの勘定科目に沿って仕訳をして、毎月1回帳簿を出して決算書類を作成します。
作成した決算書類は役員会に使われるもので、会社の運営状態を表す大変重要なものです。月末や年度末にはかなりのボリュームをこなさなければならず、残業も多くなります。
経理の仕事③ 税務
会社は税金を支払う必要があります。
税金の支払いを怠ると、税務署から指摘されて、指導を受けたり追徴課税を支払う可能性があります。
税金の金額は非常に大きく仕組みが複雑なので、かなり専門的な知識のある人が行う職務です。
経理の仕事での給与と待遇
経理の給料は一般事務よりも若干高目になります。私が働いていた頃は20代後半で年収約450万円位でした。
管理部門なので特に目立った待遇はありません。
経理の仕事での必要資格
経理をする上で、絶対に必要ではないのですが、あればかなり有利になる資格が「日商簿記2級」です。未経験からでも業務をこなしながら自然に覚えていけるのですが、転職をする時に絶対的に有利になります。
最近ではシステム会計になり、会社によって伝票の入力方法等も違っているのですが、簿記は帳簿を管理する上で基本となる考え方なので、取得しておいて損はありません。
経理の仕事での人間関係
経理の仕事は、毎日数字とにらめっこをしていて暗いというイメージがありますが、実際にはそうではありません。
大きな会社程若い人が多く和気あいあいとしています。一人でひとつの勘定を持つことが多いので、自分の仕事にプライドを持っている分、若干仕事には厳しい人が多くなります。
経理の仕事をして大変だったこと
私は英文科卒で全く経理の知識も経験もなく入社したので、経理とは何なのかを知るまで大変でした。勘定科目や仕訳についても全く分からず、毎日覚えることだらけでした。
しかし段々と仕事を覚えていくうちに、毎日の会社の動きが手に取る様に分かるので興味を持つ様になりました。
お蔭でやる気が出て、簿記の講座に通って資格を取得するまでに至りました。
経理の仕事をして良かったところ
経理の仕事をして良かったところは、経理を経験したお蔭で転職の際に苦労をしませんでした。経理のポジションでかなり大手の会社に転職ができて、給料もドンドン上がって行きました。
転職をする時には殆どの人が次の仕事が決まってからでないと辞められないと思うものですが、転職サイトでも経理の求人は多く、安心していられました。求職中に派遣社員として登録したのですが、こちらでも経理の仕事だと時給が高く、大手企業を紹介して貰えたのです。
また、経理の仕訳は世界共通ですので、より給与の高い外資系企業にも転職できました。
数字がしっかりしていれば英会話が堪能でなくても良いので助かりました。
経理の仕事をして悪かったところ
経理の仕事をして悪かったところは特にありません。今から思えば全て貴重で有意義な経験でした。
経理の仕事が経験出来て、スキルも身についたので良いことばかりでした。